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ダイエットアドバイザー資格

痩せない人の特徴と原因は?間違ったダイエット知識と正しく体重を減らし痩せる方法を紹介

普段からダイエットに励んでいるにも関わらず、なかなか痩せる徴候がみられない、体重が落ちないと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
ダイエットをしても痩せないのは、自分では気づかない原因があります。
まず、今続けているダイエット方法が、あなたにとって間違ったやり方かもしれないのです。
運動をして食事を減らせばいいと安易に思い込んでいては痩せません。
ダイエットは痩せるための方法があり、その結果、痩せやすい身体へ変えていく事が重要です。
そこで、痩せたくても痩せない人の原因と特徴、正しくダイエットをおこなうポイントなどを紹介します。
今まで何度もダイエットにチャレンジしたけど成功しなかったという人、これから正しくダイエットに取り組みたいという人は必見の内容です。
痩せない人の特徴と原因は?間違ったダイエット知識と正しく体重を減らし痩せる方法を紹介

目次
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痩せない人に見られる特徴

いつも自分なりに頑張ってダイエットをしているはずなのに、体重が思ったほど落ちないと悩んでいませんか。
もしそのような状態にあるのなら、最初からダイエット方法が間違っているものと考えられるでしょう。
まずは、今までのやり方を見直すべきです。
その原因と理由が判明すれば、解決方法や結果も出てきます。
では、痩せない人に見られる特徴とは、どのようなものがあるのか解説していきましょう。

1-1食生活の偏り

ダイエットしても痩せない人のほとんどは、食生活に問題があります。
食事量を減らしてダイエットが成功することはありえません。
食べる量が減っても栄養素が偏ってしまうと、大して効果がないからです。
脂肪になりやすい糖質や脂質に注目すべきでしょう。
これらが体脂肪に変わらないように抑制することが大切です。
インスタント食品やジャンクフードを日常的に食べていると、糖質や脂質が増えます。
逆に食物繊維・タンパク質が足りない、あるいは糖質や脂質をエネルギー変換するビタミンの摂取がないと、痩せない条件が揃ってしまいます。
バランスよく、あらゆる栄養素を摂取する工夫が必要です。

1-2食事の癖や方法が悪い

ダイエットに失敗する人の中には、食事方法が極端な場合も含まれます。
食事の方法は個人差があり、早食い・ドカ食い・不規則な食事などパターンがいろいろです。
また、脳内で満福中枢が刺激されるまでの時間経過も違いがあり、満腹感に至る前に必要以上食べ過ぎることがあります。
不規則な食事習慣も、消化器系の活動が低下してしまうでしょう。
そのため消化がうまくいかず、余計な体脂肪に変換することがあります。
ゆっくりと落ち着いて食べる習慣を続けることで、ダイエットの効果が期待できます。
食事方法が悪い人は癖になっているので、意識してゆっくりと食べることに徹してみることです。

1-3基礎代謝が低い

ダイエットで痩せない人は、当初から代謝が悪いと見なされます。
基礎代謝が低いとダイエット効果が期待できません。
いくら食事量を減らしても体重は変わらないでしょう。
基礎代謝とは、身体が生命維持するのに必要なエネルギーのことで、心肺機能などの働きをする際に消費するものです。
生命活動のエネルギーとして利用され、熱量を生み出しています。
個人差があり、元々から基礎代謝が低い人は、カロリー消費がうまくいかず体内に蓄積させてしまいます。
食べないのに太るタイプ、たくさん食べても太らないタイプに分かれるのはそのためです。
自分の基礎代謝がどのくらいかを理解して、その基準でカロリー消費の方法を考え直す必要があります。

1-4継続性がない

ダイエットに大切なことは、継続性があるかどうかです。
ダイエットに失敗する人の場合、ものごとへの取り組みが短絡的で飽き性な人が目立ちます。
本来は身体が健康な状態を取り戻そうとする変化を起こすことがダイエットの役目です。
ただ単に体重を落とすことではありません。
そのため、短期間で食事制限をし一時的にダイエットをしても、我慢したためにストレスを抱え込んでいては意味がないのです。
やがて気が抜けて再び食べ始めリバウンドが襲ってきます。
健康的なダイエットに取り組むためには、無理なく長期的に捉えていくことです。

1-5普段より運動不足

ダイエットは、食事への配慮だけではなく運動も必要です。
適度な運動によって脂肪を燃焼させながら筋肉量を増やし、内臓の動きを活発にします。
やがて基礎代謝が良くなって、太りにくい体質に変わっていくのが正攻法です。
自分の体力などに合わせ、毎日続けられるトレーニングをしましょう。

1-6間食が好き

お菓子やファーストフードがやめられない人も痩せない体質になっているかもしれません。
糖質や脂質が多く含まれています。
また、深夜など不規則な時間帯で食べれば、少量でも体重増加してしまうでしょう。
間食の理由は、3食規則正しく食事をしていない、あるいは栄養摂取がしっかりできていないことがあげられます。
常に空腹感が満たされていない状態だからです。
基本は三食、余計なものを食べないといったルーティンで生活していきましょう。

痩せない人が陥っているダイエットの勘違い

痩せたいと考えて、食事制限などを始める人の中には、ただし方法を理解しないまま開始してしまうケースが考えられます。
大概、そのようなタイプは成果が出ず痩せない人です。
ここでは、痩せない人が勘違いしやすいダイエットへの考え方を解説しましょう。

2-1サラダさえ食べれば痩せると思っている

サラダだけ食べれば痩せるだろうと考えるのは間違いです。
サラダはカロリーが低く栄養価が高いことは確かですが、野菜にも糖質が多く太りやすい食材があります。
たとえば、タマネギとニンジンは糖質の多いことがあまり認知されていません。
また、ダイエットの成功には、筋肉量の増加による代謝を高める作用も必要となります。
タンパク質も摂取しなければ成立しないのです。
野菜だけではなくタンパク質なども摂取し、バランスのよい食事が大切です。

2-2ファスティング自体をダイエットと思い込む

ファスティングが注目されましたが、必ずしもダイエットと直結する行為ではありません。
ファスティングの概念は、一定期間、食事を控えることで胃腸を休めるものです。
あくまでもファスティングとは、内臓を休息させる目的としておこなわれます。
そのため、ダイエットの目的ではないのです。
ファスティング後には、身体がカロリーの吸収率を高めようとします。
かえって太りやすい体質に変わるリスクも考えられるのです。

2-3筋トレは太るものと勘違いしている

筋肉は脂肪よりも重いとされダイエット志向の人は嫌うようですが、かえってよくありません。
筋トレや運動をしないで食事制限だけで痩せようとしても、代謝が上がらずダイエットは失敗しやすくなるのです。
それに、よほど本格的にやらない限り、筋肉がつきすぎて大きくなることはないのです。
むしろ自宅で腹筋やスクワットをするなり、ジョギングをする程度のトレーニングこそ必要で、プロポーションが整えやすくなります。

2-4憧れで始めても続かない

ダイエットの目的として、周囲の知り合いや著名人を目標にするパターンがあるでしょう。
当初は、目標が具体的なほうがモチベーションとなり入りやすいことは確かです。
しかし、それは最初だけにとどめておくことです。
他人を目指したところで、虚しくなり心が折れるという結果が多く見受けられます。
ダイエットは、過去の自分と向き合っておこなうほうが続けやすいのです。
他人と比べていては、評価されたいと気にしすぎて、かえってストレスになります。
誰とも比べず、自分が昨日よりどれだけ進化しているのかを、楽しみにしながら続けるほうが健康的です。

2-5好きなものは我慢する

アルコールやお菓子、揚げ物などがダイエットにとって大敵なのは言うまでもありません。
糖質や脂質が高く栄養価もさほどない食品なので、体質改善にならないからです。
ただし、ダイエットで好きなものを自由に食べないというのは間違っています。
重要なことは食べ過ぎないという点であり、口にする量や時間帯を決めて食べれば問題ありません。
むしろ、我慢しすぎてストレスを抱え暴飲暴食を起こすほうがよくありません。
無理をせず息抜き程度で、好きなものも食べながら続けていきましょう。

正しくダイエットで痩せる方法

ダイエットを効果的にするためには、それなりにコツや正しい考え方に則って実施する必要があります。
いくら食事制限をしても、正しいやり方を知らなければかえって身体によくありません。
では、効率的にダイエットを成功させるための正しい考え方や方法論を紹介します。

3-1カロリーコントロールを考えておこなう

空腹になっても我慢して食べないことを貫くのがダイエットだと誤解していませんか。
正しいダイエットは、1日に必要なカロリーを把握し、過剰にならないよう控えながら食事することを指します。
カロリーコントロールをしっかりおこなうものと考え、毎日の必要カロリー量を調べておくことが大切です。
その際の基準は年代と性別です。
もし30代女性なら1750kcalが1日のカロリーの目安です。
年代が上がるごとにカロリー量は減っていきます。
その際の注意点は、個人差もあり体格や筋肉量によって変動することです。
自分にとって必要なカロリー量を理解し、超えないように守っていくようなライフスタイルにしていきましょう。

3-2達成可能な具体的な目標から始める

ダイエットは、必ず数値目標を設定して取り組みましょう。
目標を持たず気ままにダイエットをしても、普通は続きません。
数日は新鮮な気持ちでできるでしょうけど、所詮人は甘えが出てしまいます。
今までの生活へ逆戻りしたほうが楽だと考えて、途中で断念するものです。
まずは、小さな目標を持ってひたすら取り組んでいきましょう。
達成できそうな目標を打ち立てて、そこからスタートします。
例えば「服のサイズを下げる」といった、長期的な目標も併せて考えてみるのも賢明な方法です。
体重を毎日図ることは日常的な習慣にして、コツコツと経過を確認していきましょう。

3-3成分を意識して食事する

ダイエットを成功させるには、毎食ごとに成分を意識しながら食事をしていきましょう。
朝食で納豆や豆腐などを食べる際には、大豆の良質なタンパク質であることを意識します。
また、肉類を食べる際は、タンパク質が豊富でも脂質が多いことを意識し、他の栄養とのバランスを考えてみましょう。
今食べている食材の成分を考えるようになれば、カロリーコントロールがしやすくなります。

3-4タンパク質の摂取を必ずする

ダイエットの際に必ず登場する栄養素がタンパク質です。
糖質と脂質も含めて三大栄養素の一つとされ、身体機能に欠かせません。
タンパク質は脂肪になりにくい性質があり、ダイエット中の食事の中に必ずいれるものです。
毎食、バランス良く取り入れていくことに注意をはらいましょう。
おもに動物性タンパク質と穀物や豆などの植物性タンパク質に大別され、その両方をバランスよく摂取します。
過剰に摂取しないよう、必要な分だけ摂取することが大切です。
もちろん他の栄養素もしっかり取り入れることも忘れてはなりません。

3-5鉄分の補給も忘れないこと

ダイエットでは、鉄分不足に注意をはらいましょう。
鉄分は酸素を運ぶヘモグロビンを作る栄養素で、不足しだすと全身にエネルギー供給できなくなり代謝が低下します。
カロリーの消費量が減少し痩せない体質になってしまうかもしれません。
鉄分不足を補うには、レバー・マグロ・納豆・小松菜などが効果的です。
とくにビタミンCやタンパク質と一緒に摂取したほうが、身体に吸収されやすくなります。
鉄分は普段から意識して、積極的に取り入れるように工夫しましょう。

3-6有酸素運動と無酸素運動の両方をおこなう

近年では有酸素運動が注目され、ジョギングや水泳などをおこなう人も増えています。
これらの運動でカロリーを燃焼できることや、運動音痴な人でも簡単に始めやすいのがメリットです。
しかし、有酸素運動は直接筋肉量を増やすための運動ではありません。
基礎代謝量を上げないとダイエットのための体質改善にはならないので、必ず無酸素運動も併行するようにしましょう。
筋トレ・縄跳びなど短時間で負荷をかける運動です。
最初は億劫に思われがちですが、目的と手段を真面目に考えるようになれば、自然とやり切れるでしょう。

3-7がんばりすぎないこと

意外と大切なマインドは、がんばりすぎないように工夫することです。
ある一定ラインまでは努力をしないとダイエットは成功しません。
とはいっても、大げさな目標を掲げて挫折することは目に見えています。
そうなると精神的ダメージが強くなるでしょう。
あまり自分を追い込みすぎては精神的にきつくなります。
適度な息抜きも必要です。
気長にゆっくり始めたほうがダイエットは成功しやすくなります。

正しく痩せるための生活習慣で注意したいポイント

その他にも、ダイエットで注意しておきたいことはあります。
生活習慣を見直しながら、具体的にどのようなことを意識しておくべきかをチェックしていきましょう。
では、その他の生活習慣上のチェックポイントを解説します。

4-1睡眠時間を確保する

痩せない人が見直したい習慣は、十分な睡眠時間を確保しているかどうかです。
睡眠がとれていないと、「グレリン」と呼ばれるホルモン分泌が盛んになります。
グレリンは食欲を掻き立て、食べ過ぎを招く原因です。
十分な睡眠がとれていれば、「レプチン」というホルモンの分泌が増えます。
レプチンは食欲を抑えてくれて、ダイエットを成功させることにつながるでしょう。
毎日の就寝時間を考えて、最低7時間は睡眠をとるようにしたいものです。

4-2毎日規則正しいルーティンで過ごす

生活リズムは規則正しく、できるだけ早寝早起きを心がけましょう。
寝る時間が遅くなると、夜中にお腹が空いてしまいます。
空腹に耐えられず、深夜に間食をする癖がついてしまうでしょう。
深夜に高カロリーのものを食べ続ければ、もちろん太ってしまう原因になります。
正しく体重を減らして痩せるには、毎日のルーティンを規則正しくすることです。

4-3食事中はスマホを見ないこと

食事中は食べることにのみ集中しましょう。
最近の一般的な傾向では、スマホを見ながら食事する人ばかりが目立っています。
「ながら」は食事に集中できません。
それだけ、食事の習慣を疎かにし、余計なものを食べてしまう可能性も高まります。
スマホを見ながらの食事は絶対に避けるべきでしょう。
食事中でも集中していることで、自然と食べる量を抑えられます。

4-4ストレスを溜めない工夫をする

ストレスはできるだけ抑えるように工夫しましょう。
どうしてもストレスを避けることは不可能ですが、なるべくため込まないという考え方が必要です。
脳内ホルモンの「セロトニン」「オキシトシン」など、幸せホルモンを分泌するようなライフスタイルがおすすめです。
ただし、セロトニンは糖分によって上昇する特徴があります。
甘い物が食べたくなったら無理のない程度に食べてもいいのですが、食べ過ぎを招かないようにしましょう。
セロトニンの分泌は他の方法でも可能です。
一番良いのは好きなことに没頭できるよう、対象を見つけて取り組むことでしょう。
一時的な快楽は「アドレナリン」ばかり分泌し始め中毒化します。
これはかえってよくありません。
本当に心から愛せる趣味などを見出して、素直に取り組む楽しみを見つけてください。

4-5毎日体重を測って記録する

わかりやすいダイエットは、毎日体重を減らす認識の下で、食事制限やトレーニングを積み重ねることで成立します。
その意識を高める簡単な方法が、体重計に乗る習慣です。
さらに、体重の増減について毎日記録することも大切になるでしょう。
ダイエットに関する自己管理をするという考え方です。
これが継続できれば、ダイエットについての高い認識と知恵もつき、反省点を改善することもできます。
モチベーション維持にもなるのでおすすめです。

まとめ

ダイエットを目指し始めると、つい脂肪を減らして痩せることに執着しやすくなります。
食事制限をして、あとは何もしないという方法です。
ところがその方法では、思うような成果が出ず、正しく体重を減らせません。
正しいダイエットのためには、筋肉も鍛えて基礎代謝を高めることが欠かせないのです。
筋肉のトレーニングにより、脂肪が燃焼されてエネルギー変換し、自然と健康的に痩せていきます。
食事を極端に減らしてしまうのも、身体に悪影響を与えてしまうでしょう。
生命維持のための必要な栄養素が不足したり偏ることで、思わぬ弊害が出てしまいます。
正しく痩せるダイエットのためには、必要な栄養素を必ず摂取しながら、規則正しいルーティンを守り、トレーニングも続けることが何よりです。
ストレスを抱え込まないような、ライフスタイルの工夫も忘れないようにしましょう。

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