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ベランダ菜園士®資格

ベランダ菜園・家庭菜園資格5選!最適な勉強法や資格の活かし方

ベランダ菜園や家庭菜園がブームです。
理由として、近年農作物の品種改良が進み広い農地がなくても栽培しやすくなったことや、外出自粛で「おうち時間」が増えたことなどが挙げられます。

ベランダ菜園や家庭菜園には「新鮮な野菜が食べられる」「食費を節約できる」「農薬や肥料の量をコントロールできる」などのメリットがあります。
ただし、ベランダ菜園や家庭菜園は意外と難しく「正しい知識や技術があればちゃんと育てられるのに」と悲しい思いをすることも。

この記事では
* 5種類のベランダ菜園・家庭菜園の資格
* ベランダ菜園・家庭菜園資格の活かし方
* ベランダ菜園・家庭菜園資格取得のための勉強法
をご紹介します。

ベランダ菜園・家庭菜園資格5選!最適な勉強法や資格の活かし方

目次
ベランダ菜園士®資格認定試験はこちら
https://www.nihonsupport.org/sumaishikaku/berandasaien/

ベランダ菜園・家庭菜園資格5選

タキイ種苗株式会社が実施した「2021年度 野菜と家庭菜園に関する調査」によると、未経験者でベランダ菜園・家庭菜園・農園などで野菜を作ってみたいと答えた人は約25%。
なぜ関心があるのにベランダ菜園・家庭菜園を始めないのかという質問には
* 日々の手入れ・管理が大変そう
* 始めるまでの準備が大変そう
* 失敗しないか不安
* 何から手を付けたらよいかわからない
が上位を占めました。

つまり知識はないものの、何となく大変そう・失敗しそう、という不安から始めない方が多いということがわかります。
それならば
* 簡単に始める方法はないか?
* 手がかからず失敗が少ない植物や野菜はないか?
などをしっかり学んでベランダ菜園・家庭菜園を始めてみたいもの。

そこでベランダ菜園・家庭菜園の資格を5つご紹介します。
労力に見合っただけの収穫ができますよう、ぜひ参考にしてください。

1-1ベランダ菜園士®

ベランダ菜園士®は自宅のベランダや庭などの小さなスペースを利用したベランダ菜園で、野菜や植物の基本的な育て方と管理法を問う資格です。
また身に付けた知識や技術をもとにアドバイスができると認定された人にベランダ菜園士®の資格が与えられます。

特に都市部では土に触れる機会が少なくなっています。
土いじりが健康面や精神面によい影響を与えることもわかっており、その意味でもベランダ菜園は非常に注目度の高い趣味のひとつと言えるでしょう。

ベランダ菜園士®認定試験は日本生活環境支援協会(JLESA)の主催で行われ、資格取得後は身近な人に教えることから始め、やがて講師などの活動につなげることも可能です。

ベランダ菜園士®試験概要
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程・詳細 https://www.nihonsupport.org/sumaishikaku/berandasaien/

1-2美味安全野菜栽培士

美味安全野菜栽培士は野菜の基礎知識から、さまざまな野菜の栽培方法やその楽しみ方を身に付けることを目指した資格です。
この資格が取得できる「野菜づくり講座」では、定番野菜や京野菜・伝統野菜・西洋野菜やハーブなど約150種類の栽培方法と、プロならではの技術などが身に付き収穫のタイミングや土壌についても学ぶことができます。
自然の生命力を活かした農法で、おいしく健康的な野菜をたくさん収穫できるようになります。

美味安全野菜栽培士は、日本園芸協会が開講する「野菜づくり講座」を受講修了すると、野菜づくりのスペシャリストとして認定される資格です。
資格取得後は、野菜販売や農園での畑作指導などの活動ができます。

美味安全野菜栽培士受講概要
受講資格 特になし
受講料 5万1,700円(税込・分割払可)
受講方法 通信講座
受講期間 標準6か月(12か月まで延長可)

1-3グリーンアドバイザー

グリーンアドバイザーは正しい植物の育て方や園芸・ガーデニングの楽しさと魅力を伝えることを目的として、公益社団法人日本家庭園芸普及協会が認定する資格です。
グリーンアドバイザーには「園芸CPD制度」が設けられており、グリーンアドバイザーとしての経験や活動を自己申告でポイント化できるようになっています。
ポイント数に応じて4段階に分け、例えば2,700ポイント以上で「園芸ソムリエ」の称号が与えられ、そのまま社会へのアピール材料として使うことも可能です。

この資格を取得した人は、園芸相談員・園芸セミナー講師・植物市場・種苗会社・園芸資材関連会社・ホームセンター・行政・NPO法人など幅広い分野で活躍しています。
なおグリーンアドバイザーの資格有効期限は5年間で、期限までに登録料を支払うと更新されます。

グリーンアドバイザー試験概要
受験資格 グリーンアドバイザー認定講習受講者
受験料 一般:4万700円(税込)
学生:2万350円(税込)
再受講・受験:2万9,700円(税込)
※いずれも受講費込
受験方法 会場試験
合格基準

1-4ガーデニングコンシェルジュ

ガーデニングコンシェルジュは、庭やベランダで植物を栽培するにあたり総合的な知識と技能を習得するため、一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が認定する資格です。
例えば、ガーデニングの基礎知識・デザイン・場所別の栽培方法・花の種類・ガーデンセラピーなどを学ぶことができます。
また趣味以外にも、園芸関係の仕事に活かせる講座内容で、指導や助言のスキルを身に付けることも。

合格者には講座の開講やイベント開催・メディア露出などに役立つノウハウ教材や、ホームページテンプレート・名刺作成法などを無料でプレゼント。
合格後も資格が活用しやすいようサポートが付いています。

ガーデニングコンシェルジュ試験概要
受験資格 formieガーデニングコンシェルジュ資格取得講座の受講者
受験料 3万4,100円(税込・受講料込)※サブスクあり
受験方法 在宅受験
合格基準

1-5ガーデンコーディネーター

ガーデンコーディネーターは一般財団法人日本園芸協会が運営する「ガーデニング講座」を受講すると、修了時に取得できる認定講座です。
ガーデニング講座では土づくりに始まり、水やりのタイミングや肥料の与え方・病害虫の予防法、ガーデンプランツの種類や取り扱い方・栽培のポイントなど、ガーデニングの基礎を身に付けることができます。

またガーデンデザインについても、基礎から年間ローテーション・デザイン画の描き方など実践的なことも学べ、ベランダ菜園・家庭菜園に留まらず広いガーデニングの知識を得ることも可能です。
資格取得後はガーデニング教室開催・お庭のコーディネート請負といった道も開けます。

ガーデニング講座概要
受講資格 特になし
受講料 7万400円(税込)※分割払いあり
受講方法 通信講座
受講期間 約8か月
ベランダ菜園士®資格認定試験はこちら
https://www.nihonsupport.org/sumaishikaku/berandasaien/

ベランダ菜園・家庭菜園資格の活かし方

ベランダ菜園・家庭菜園資格の活かし方

せっかく時間やお金をかけて取得したベランダ菜園・家庭菜園の資格。
自宅のベランダや庭をきれいにしたり、おいしい野菜を収穫したりするのも目的のひとつですが、どうせならもう少し活用範囲を広げたいものです。
例えば、ベランダ菜園に関心があるご近所さんに教えたり、時々我が家でベランダ菜園教室を開いたりしたら楽しそうとは思いませんか。

ここではベランダ菜園・家庭菜園の資格の活かし方を3つご紹介します。

2-1自宅でおいしい野菜を育てられる

自宅の限られたスペースでもおいしい野菜を育てたり、きれいな花を咲かせたりできたら充実した「おうち時間」を過ごせそうです。
資格取得の当初の目的がこの「自宅でおいしい野菜を育てる」だったという方も多いかと思います。

何度挑戦してもうまく育たなかった植物や野菜が見事に成長したら、楽しくて止められなくなるに違いありません。

2-2菜園アドバイザーとして働く

菜園アドバイザーは近年広がりを見せている「レンタル農園」や「シェア畑」などで、利用者へ野菜栽培のアドバイスや見学者の案内などの対応、農園整備と維持管理などを担当する人です。
採用条件に資格必須と明記しているところは少ないようですが、資格を取得するほどベランダ菜園や家庭菜園が好きで経験や知識があると証明できたら優先的に採用してもらえるかもしれません。
好きなことでお金をもらえたら幸せを感じられそうです。

2-3園芸店やホームセンターなど種苗を取り扱う店舗で働く

園芸店やホームセンターなど種苗を取り扱う店舗をよく見かけるようになりました。
これからベランダ菜園や家庭菜園を始めようという人が訪れるのは、そんなお店です。

ただ初心者でそれほど知識がない場合、店舗のスタッフに声をかけて詳しく問い合わせてから購入するというのはよく見かける光景です。
そんな時にも適切にアドバイスができたら、お店の信用度が上がり売上につながることから、その分野に詳しい人材が重宝される可能性は十分にあります。

ベランダ菜園士®資格認定試験はこちら
https://www.nihonsupport.org/sumaishikaku/berandasaien/

ベランダ菜園資格の学習法

ベランダ菜園や家庭菜園の勉強をしてみよう、そう思っても何から始めてどう勉強したらよいのか悩んでしまいます。
できたら勉強にばかり時間をとられたくない、でも短期間で資格が欲しい、おそらく忙しく毎日を過ごしている方はそんな風に思うのではないでしょうか。

では、ベランダ菜園や家庭菜園の資格取得にはどんな学習法があるのでしょうか。
ここでは4つの学習法をご紹介します。
自分に合った学習法で楽しく学ぶことができたら、資格取得はもう目の前です。

3-1テキストで学ぶ

資格によっては指定のテキストが一般販売されていることがあります。
その場合、自分でテキストを購入して自分の好きな時に勉強できるので、すき間時間を有効活用できます。

費用もテキスト代だけで済むため安価でチャレンジしやすい反面、ひとりで勉強するとわからないことにぶつかった時に挫折につながってしまう可能性も。
学習を計画的に進められる方に向いている学習法です。

3-2無料動画で学ぶ

ネット環境があれば、動画配信サイトに投稿されている無料動画で学ぶこともできます。
たくさん投稿されているため、初めはどの動画が自分に合っているか迷うかもしれません。
ただ「見ていてわかりやすい」「条件が自分と近い」など学びにつながる投稿者に出会えたら、楽しく勉強できそうです。

留意したいのは疑問点や試験の内容について。
疑問点はコメント欄で質問できるのか、メンバーになった方がよいのか、どちらも無理なら自分で調べるか、対処法が定まらないとこれも挫折してしまいそうです。
楽しく学ぶことができても趣味だけで終わらないよう、試験の内容に沿った動画を選ぶようにしましょう。

3-3オンラインコミュニティで学ぶ

ベランダ菜園や家庭菜園のオンラインコミュニティなら、同じ趣味を持つ仲間同士でコミュニケーションがとれ、質問もしやすい環境といえます。
やってみたかったけど自信がなくてできなかったこと、失敗した経験からあえて避けていたことなども仲間の後押しがあれば挑戦できそうですね。

ただし資格取得のための学びにつながるかどうかは別。
趣味として楽しむにはとてもよい環境ですが、必ずしも試験対策になるとは限らないこと、またオンラインコミュニティは多くの場合有料で運営されていることは心に留めておきましょう。

3-4資格・通信講座で学ぶ

資格取得のために用意された通信講座であれば、比較的短期間で資格取得が目指せます。
資格のためのテキストなら試験の内容に沿って作られているため、無駄なく学ぶことができ非常に効率的。
さらに自宅で好きな時間に勉強でき、質問は講師にいつでもできるなど、通信講座はそれぞれのよいところを組み合わせたようなシステムとなっています。

通信講座に申し込むだけで必要なものがセットで届くため、その点でも時間や手間がかかりません。
効率的に資格取得を目指すなら通信講座がおすすめです。

ベランダ菜園士®資格認定試験はこちら
https://www.nihonsupport.org/sumaishikaku/berandasaien/

ベランダ菜園にはベランダ菜園士®がおすすめ

ベランダ菜園を始めるならベランダ菜園士®の資格がおすすめ。
限られたスペースであるベランダは、日照時間に制限があったり土がなかったりと、庭や畑とは事情が違います。
プランター選びやそれに合わせた土づくりなどベランダ菜園ならではの特殊性を理解し、それなりの知識や技術を身に付けたいもの。
加えて在宅で受験できるため、試験日に家を空けなければならないといった苦労もありません。

ここではベランダ菜園士®をおすすめするポイントを3つに絞ってご紹介します。

4-1菜園の基本知識からベランダ菜園の技術まで学べる

通信講座では何も経験がない状態であっても、菜園の基本からベランダ菜園に必要な知識と技術を身に付け、管理やアドバイスまでできるように学べます。

すべてオリジナルの教材は、初心者でも理解しやすいようにできており、わからないことがあれば質問は何度でも無料。
1日30分ほどの勉強時間が確保できれば、最短2か月で資格取得できるのも大きな魅力のひとつ。
より効率的に学べる工夫がされています。

4-2通信講座なので自宅に居ながらすき間時間を活かせる

通信講座のよいところのひとつに、自分の好きな時間に勉強できることがあります。
カリキュラムに沿って学ぶことができるため、独学などに比べより無駄な時間を省くことができます。

それに加えて家事の合間や夜の空いた時間を有効活用することで、無理なく資格を取得することが可能。
特に忙しい方には通信講座がぴったりです。

4-31つの講座で2つの資格が取得でき経済的

SARAスクールジャパンの「プラチナコース」を選択すると課題提出のみで「ベランダ菜園士®」と「家庭菜園士®」の2つの資格が取得できます。
というのも、SARAスクールジャパンのベランダ菜園講座は
* ベランダ菜園士®を主催する「日本生活環境支援協会(JLESA)」
* 家庭菜園士®を主催する「日本インストラクター技術協会(JIA)」
それぞれが定めた認定基準を満たしているため。

試験のたびに受験の手続きをしたり、受験料を支払ったり、受験勉強をしたりといった煩わしいことがないため時間と労力も節約できます。

ただし「資格取得よりも知識を得るための勉強がしたい」という方は「基本コース」を選ぶと、初期費用を抑えながら学ぶことができます。
もし講座が修了した後で受験しようと思ったら、2か月に1回の割合で試験があるので速やかに試験に臨むことも可能です。

ベランダ菜園士®資格認定試験はこちら
https://www.nihonsupport.org/sumaishikaku/berandasaien/

まとめ

ベランダ菜園・家庭菜園の資格にはさまざまなものがあります。
趣味の範囲での資格取得でも十分楽しめますが、他の活用法も検討してみては。

せっかく取得した資格を多方面で活かすなら、どの資格を選択するかは重要なポイントです。
自宅のベランダを美しく機能的にするだけでなく、学んだ知識や技術を存分に活かせるフィールドを見つけることが、楽しく充実した生活を送ることにつながるかもしれません。

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