家族心理資格の家族心理カウンセラー®とは、夫婦間や親子のかかわりなど、男女のカップルと家族の抱える個々の家庭の問題について正しい知識を持ち、かつアドバイスできる知識を持っていることを証明する資格です。
結婚や妊娠、出産に伴う家族関係の変化、別居や離婚、再婚などの大きな環境の変化、家庭円満のためのポイントやアドバイスなどを的確に判断でき、かつどのような対処法をとる必要があるかを判断する知識と技量が必要となります。
夫婦問題や親子関係の問題、家族問題などの専門家としてカウンセラーとして活動するだけでなく、講師としても活躍できる資格です。
合格時に付与する称号 |
家族心理カウンセラー® |
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受験資格 | 特になし |
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受験料 | 10,000円(消費税込み) |
受験申請 | インターネットからの申込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
試験日程 | 以下参照 |
受験申込期間 | 2024年11月1日〜30日 |
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受験票 試験問題 解答用紙発送日 |
随時 |
答案提出期限 | 2024年12月30日必着 |
合否発表日 | 2025年2月10日 |
夫婦は、家族が構成される起点であり、結婚によって成り立つ関係です。その為、家族の中で唯一血縁者でない間柄でもあります。現在、結婚する夫婦の多くが恋愛関係を経て結婚するようになりましたが、それに伴うかのように、離婚する夫婦も増えてきました。その割合は3割を超え、現在では夫婦の3組に1組が離婚するという計算になります。離婚の原因は様々で、性格の不一致、価値観の違い、子育ての意見が合わない、夫婦のどちらかが浮気をするなどが挙げられますが、しかし、一生を誓い合った夫婦が何らかの事情によって離婚をしてしまうことは、誰も望んでいることではなく、とても悲しい事と言えます。そこで、心理学的な観点から、夫婦の問題解決に向けたアドバイスや助言をすることができる夫婦心理学があります。男性と女性では物事の考え方や捉え方の違いもあれば、育ての親も違い、育ってきた環境も違います。夫婦心理学では、夫と妻の役割的な考え方、性別的な考え方、個々の性格、育った家庭環境、将来の希望などをカウンセリングによって読み解き、夫婦として円満に生活していける為のアドバイスや問題解決に向けた助言を行うことができます。円満な夫婦は子育てにも良い影響を与え、そして明るい未来へと繋がります。夫婦心理学を身に付けることで、自身の夫婦生活にも役立てることが可能となります。
家族とは、両親をはじめ、兄弟、姉妹、祖父母などの血縁者によって構成され、生きてゆく上で必要不可欠な存在です。しかし、家族の一人一人の価値観、性格、考え方はまちまちで、家族間でも意見の衝突があったり、争いが起こることが間々あります。その為、家族と言えども、お互いが尊重し合って生きてゆく必要があると言えます。また、子供にとって家族は、成長とともに人間形成をしていく大切な場であり、優しい家庭で育つ子は優しい子供に、平和な家庭で育った子は平和的な基準で物事を考え、逆に暴力的な家庭で育った子は暴力的な基準で物事を考えるようになってしまいます。その為、家族間での人間関係、子供の育て方などに悩まれる方も多く、家族が円滑で平和的に過ごすことが出来る為の家族心理学が生まれました。家族心理学では、家族としての在り方をはじめ、親との接し方、子供との接し方、祖父母との接し方について、家族内の立場的観点や個々の性格的観点から原因や対処法を読み解くことができる知識、夫婦が与える子供への影響や家族関係が与える子供への影響に関する知識、家族間で起きる問題解決に向けての対処方法に関する知識を身に付けることで、アドバイスやカウンセリングをすることが可能となります。