薔薇資格のバラ鑑定士®資格とは、バラ鑑定士として、バラに関する基本的な知識を有していることを認定されます。バラの基礎知識、バラの歴史、花言葉、品種、バラの色、バラ科の植物、珍しいバラ、バラの香りの種類、バラの効能、食用バラの食べ方、バラを使った染色、バラのアレンジ方法など、バラに関する幅広い知識を有していることが証明されます。資格取得後は、バラ鑑定士として活躍でき、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができます。
合格時に付与する称号 |
バラ鑑定士® |
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受験資格 | 特になし |
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受験料 | 10,000円(消費税込み) |
受験申請 | インターネットからの申込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
試験日程 | 以下参照 |
受験申込期間 | 2024年11月1日〜30日 |
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受験票 試験問題 解答用紙発送日 |
随時 |
答案提出期限 | 2024年12月30日必着 |
合否発表日 | 2025年2月10日 |
バラの歴史は非常に古いです。その長い歴史の中で幅広く品種改良が行われてきたので膨大な種類が存在し、いまも新しい種類が増えていっています。その中で代表的なものや特徴的な品種をいくつか紹介しましょう。まず私たちがバラと聞いてイメージする特別な日にプレゼントとして贈る真っ赤なバラがありますね。これはサムライと呼ばれるフランス原産のバラです。サムライは文字通り日本の侍がもつ情の熱さに敬意を表してつけられた名前です。
そしてバラといえば赤が有名ですが緑色のバラがあるのを知っていますか?エクレールはバラの中でも非常に珍しい緑色の花を咲かせる品種です。小ぶりで枝分かれしたたくさんの花を咲かせます。目立ち過ぎないので花束を作る際に他の花と合わせやすい協調性の高さが特徴です。キャラメルアンティークは淡いクリーム色の花が咲くどこか懐かしさを感じさせる品種です。繊細なグラデーションはまるで染物のよう。甘くて強めの香りが特徴です。
このようにバラと言っても、王道のものから個性的なものまでさまざまです。また既に述べたようにバラの品種は常に増えづづけているので、これから新しい品種もさらに増えていくことでしょう。個性豊かで私たちを飽きさせないバラについてもっと知ってみませんか?
バラの育成で特に気を付けなければならないのは害虫・病気対策です。植物も生き物なので病気にかかってしまったり、虫による被害を受けてしまいます。いくつか例を紹介しましょう。まず代表的な病気として黒斑病があります。これにかかると葉っぱに斑点模様ができ、放っておくと葉がダメになり落ちてしまいます。葉は成長に不可欠な栄養を作る光合成を行ったり、体内時計の役割を担う重要な器官なため抜け落ちてしまうのは一大事です。
黒斑病は土の中にいる細菌が雨で跳ね上がって葉に付着して感染します。治療は感染した葉を取り除き薬剤での消毒を行います。特に雨の多い時期には発生しやすいので注意しましょう。ちなみに斑点がでるのは病気が進行した症状ですので感染前からの常日頃の健康管理が肝心です。
害虫ではアブラムシが代表的です。アブラムシはつぼみや葉の樹液が大好きなので成長に悪影響を与えます。またアブラムシの排泄物は衛生環境を悪くし病気の元にもなり得るので注意が必要です。
このような注意点が多く難しく捉えてしまいがちですが、それぞれ発生しやすい時期や対処方法が確立されているため深刻に考える必要はありません。あらかじめに何に気を付けなければいけないのか、どうすればいいのかをきちんと知っておくことが大切です。