宝石鑑定資格の宝石鑑定アドバイザー資格とは、宝石鑑定アドバイザーとして、宝石の基礎知識があることを認定されます。例えばダイヤモンドやサファイヤ、ルビー、トパーズ、エメラルド、アクアマリン、ガーネット、アメジスト、オパール、トルコ石などの宝石の見分け方、宝石の産出国、宝石の特徴、宝石の価値などの基礎知識を有していることが証明されます。資格取得後は、宝石鑑定アドバイザーとして活躍でき、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができます。
合格時に付与する称号 |
宝石鑑定アドバイザー |
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受験資格 | 特になし |
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受験料 | 10,000円(消費税込み) |
受験申請 | インターネットからの申込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
試験日程 | 以下参照 |
受験申込期間 | 2024年11月1日〜30日 |
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受験票 試験問題 解答用紙発送日 |
随時 |
答案提出期限 | 2024年12月30日必着 |
合否発表日 | 2025年2月10日 |
自然界に存在する鉱石の中で極めて美しく希少価値があるものは宝石と呼ばれ、それらは高度な技術で加工されて指輪やネックレスなどの装飾として利用されます。実は2500種類以上ある鉱石の中でも宝石として用いられるのはたった100種類程度でそのうち重要なものとして扱われるのはたった16種類程度です。その重要とされる宝石の一部を紹介していきましょう。ダイヤモンドは金剛石とも呼ばれる世界で一番硬く傷がつきにくい鉱石です。非常に美しいですが産出量が少なく宝石の中でも特に希少価値が高いです。4月の誕生石で石言葉は永遠の絆、純潔、不屈となっておりダイヤモンドの気高さを表しています。
ルビーは赤色が特徴の宝石で紅玉とも呼ばれます。ダイヤモンドに次ぐ宝石として人気です。7月の誕生石であり石言葉は情熱、純愛、勇気などルビーの燃えたぎるような赤色を象徴するものとなっています。サファイアは透き通るような青色が特徴の宝石です。青玉とも呼ばれます。9月の誕生石であり石言葉は誠実、慈愛などサファイアのやさしさにあふれる青色を象徴するものとなっています。余談ですが古代の旧約聖書に登場するサファイアは実はラピスラズリを指しています。古代では青い石全般をサファイアと表現していたためです。
宝石にはそれぞれ象徴する色があります。例えばダイヤモンドなら無色透明、ルビーなら赤色、サファイアなら青色などです。私たちの中でもこれらの色がその宝石の唯一の色と思われがちですが、実はそれだけではなく複数の色が存在する場合もあります。例えばダイヤモンドは色のついたものはカラーダイヤモンドと呼ばれ、黒のものはブラックダイヤモンド、青のものはブルーダイヤモンド、赤のものはレッドダイヤモンド、桃色のものはピンクダイヤモンドとなります。色はダイヤモンド中の結晶構造の歪みや外部からの影響で変化します。
実はこの色の変化で全く別物になる宝石も存在します。ルビーとサファイアは元々同じであることはご存知ですか?これらはどちらもコランダムと呼ばれる鉱石で結晶の中に含まれる不純物の割合で色がつき、赤いものはルビー、青いものはサファイアとなります。ちなみに不純物の割合によって薄い赤色になったものはピンクサファイアと呼ばれます。この不純物が1%ほどの割合になると濃い赤色の美しいルビーとなりますが、あまりに増えすぎると黒っぽい色となり価値が下がっていきます。この絶妙なバランスで不純物が混ざることは自然界においては非常に稀なため、天然のルビーは希少価値が高いとされます。